2011/05/31

あまざらし、あまざらし、あまざらし。

ずっと書こうと思ってて、だいぶん時間が経ってしまった。

久しぶりに初聴で鳥肌たったバンド。


"amazarashi"


その場でアルバム全部買った。

きっと好き嫌いが別れる音楽だとは思う。

繊細さと絶望感の底にある希望。

特に好きな4曲を並べてみるので、是非聞いてみて。









2011/01/23

社会人として投げかけられる、問

1週間ほど前、内定先で2回目の内定者集合日がありました。

この時、先輩社員(人事)の方と面談する機会があり、

そのやりとりの中でとても印象深い言葉を頂いたので記録として残しておきます。


僕が内定を頂いた会社では、入社までに数回課題が提示されます。

この課題は、社長を初めとして、数人のベテランの先輩方からの出題です。

基本的な流れは、

1. 課題提示から1週間以内にそれをまとめ、人事に提出

2. しばらくすると出題者からベストアンサーの発表と、全体に対しての好評

と言った感じです。


課題はとても漠然とした問いかけで、具体的に何が求められているのか、

何が答えなのかさっぱり分かりません。

当然、それを考えるのも"課題"という訳です。


さらに、

・アウトプットはA4一枚(立体物不可)。

・文字数は100文字以内。

という条件付きです。


この辺の条件はなんとなく、広告代理店会社らしいなと感じます。
(もちろん簡潔に物事を表現するのはすべての基本ですが…)


一回目の課題のさい、僕は時間に終われ自分の中で煮え切らないまま課題を提出しました。

決して、舐めていたわけではありませんが、

"正直そこまで重く捉えていなかった"と思っていたのが本音です。


この時の(全体に対しての)好評は、簡単にいえば

「ベストアンサーなし!お前らほんまに真剣に考えたか?」

といったものでした。


全体への好評ですが、この好評を見たときは正直胸を突かれたような思いをしました。

1回目の反省を生かし、2回目の課題は、自分なりに真剣に考え提出しました。

結果は

ベストアンサーなし。

出題者は別の方でしたが

1回目と同様の好評が返ってきました。


しかし、今回は最優秀賞(ベストアンサー)はなかったのですが、

強いて言えば、ということで優秀賞が2作品選ばれていました。


僕の提出物ではありませんでしたが、優秀賞の作品は

自分の考えかたと近いものがあり、

"決して大差で負けたわけではない"、"むしろ惜しかったのではないか?"という感想を抱きました。

たしかに、自分の表現に甘いところはあったが、次こそはベストアンサーを狙えると感じていました。


しかし、同時に悔しくもあり、

自分のコンセプトを話す場があれば、もっと理解してもらえるはず、

一方的な、全体へのレビューだけでなく、(入社後でもいいから)自分の提案について、

出題者の方とインタラクティブな意見交換をする場があればいいのに、と強く感じました。


そこで、内定者集合の面談のさい、

人事の方から「課題について思うところはあるか」という質問を頂いたので、

意見交換の場が欲しいという、自分の意見を正直に伝えました。


その僕の意見に対し、人事の方が仰った言葉にとてもハッとさせられました。

実際の仕事では、そんなことはありえない。
例えば、広告コンペで他社と競い負けた場合、
クライアントが親切に"なぜ御社の提案は不採用かと言うと…"
などと説明してくれない。

考えて見れば当然なことです。

この言葉に、自分がいかに学生気分でいるかを思い知らされました。


たとえ、本当に自分のアイデアが優れたものであったとしても、

選ばれなければそれが結果です。


もしかしたら、そのアイデアの魅力を表現できなかったのかもしれない、

ただ単に、アイデアが劣ったものだったのかも知れない、


それでもそんなことをクライアントに根掘り葉掘り聞けるはずがない。


どこかで、答えを投げかければ親切に答えてくれる人がいる、

フォローしてくれる人がいる、という甘えがあったのだと思います。


自分が踏み入れるのは、今まで以上に答えのない世界。

クライアントの要望も必ずしも具体的なものではない。

というか、むしろそうじゃない方が多い。

それでも、消費者の心を動かすものを創り続けなければならない。


それを再確認できました。



もう一つ印象に残ったこと。

面談の際に、同席していた同期が

「三回目の課題はいつごろ発表されますか?自分は修論があるので、
時間が十分にとれないかもしれない。」

と言う質問をしていました。


それに対する人事の方の返答の要約です。

今回の課題は、後々、入社してから使用するとか、
評価に直接結びつくといったものではない。
だから、学業でどうしても時間がとれないならば、
それは仕方ないかもしれい。
しかし、自分たちが言いたいことは
"考えることを辞めないでほしい"ということだ。
だから、提出時に自分で納得がいかないならば、その後も考え続けてほしい。
考えて、考えて、考え切って欲しい。

この"考えることを辞めないでほしい"という言葉が、とても印象深く残っています。

考える事をやめずに、100%考え切ること。

シンプルなメッセージですが、すごく胸に突き刺さりました。

言うは易く行なうは難し。


入社までに、もう一度、社会にでるということを自分なりに見つめ直してみようと思います。

2011/01/02

にせん、飛んで、じゅういちねん



みなさん、明けましておめでとうございます。

2011年、始まりました。



年末に筆をとることが出来なかったので、少し、去年を振り返りたいと思います。

結論から言うと、2010年は僕にとって多分、五指に入る程の忘れられない1年でした。

2010年という年は、僕にとって岐路となる年でした。


言い方を変えれば「選択」の年でもありました。

就職活動を初めとして、公私共に今まで以上に大事な選択した1年でした。


また、選択が多くなると、今までの自分を振り返ることが自ずと多くなります。

自分の25年間の人生を振り返って、たくさんのことを思いました。


・中でも、大学に入ってからの自分の変化を体感できたこと

・今までやってきたことが収束して1つになる感覚を味わえたこと


はとても良かったと感じています。


また、多くの出会いと別れがあった1年でもありました。

友達、親友、恋人。

いろんな人との関係を振り返り、再確認できたことも去年を重要たらしめた原因かと思ってます。


また、挑戦という意味でも、今までで一番濃い1年だったように思います。

本業の研究だけでなく、

グラフィックデザイン、プロモーションコンテスト、学外プロジェクト、ライブ企画など

色々なことに挑戦し、得た経験は簡単には得難い財産を残してくれました。


盛りだくさん2010。


その分一瞬2010。


本当に、瞬きのような一年でした。


得た物も多く、その分失ったものも多い

そんな一年だったと思います。


2010年にお世話になった方々。

本当にありがとうございました。

そして、ぜひ今年もよろしくお願いいたします。



さて、去年の総括はこれくらいにして、


2011年!!

う さ ぎ ど し!!


今年は、岐路であった2010年に選んだ道に一歩踏み出す歳であります。

今まで以上に未知との遭遇が多くなる一年。

経験が足りない自分には、これまで以上に、初めての物事・環境に同対処するかと言う事が重要になってくると思います。


今年の抱負は今までにも増して、

「兎に角、やる。」

と言う事を大事にしたいと思います。


もち、うさぎに掛けてます。


Anyway, I try it!

の精神を大切に、ポジティブさ、そしてアクティブさをより追い求めていきます。


あ、そうそう。

年賀状作りました。

申し訳ないですが、Webでの公開で発送に代えさせていただきますw


うさぎってピースに似てますよねー(無理やりー)

ピースに似合うのは、やっぱり笑顔。

今年も色んな人の笑顔、そしてその隣にある"うさぎ"とたくさん出会いたいと思います!

そんな気持ちを込めて、2011年のピースはうさぎぴーすと呼ばせてもらいますよん(勝手にー)

色んな人と、うさぎぴーすしたい!!


みなさま、2011年もなにとぞ、よろしくお願いいたします!

2010/12/28

カレンダー?パンフレット?

前エントリでは企画班のドラマチックすとーりーを書きましたが、

実は今回初めてライブのクリエイティブプロデュースを務めたので
そのことを書きますよ、と。


まずはパンフレット!

普通ライブパンフレットって、ライブが終わったら引き出しの奥深くにしまわれたり、
最悪捨てられたりしちゃうわけですが、
そうならないように今回のパンフレットは、ライブが終わった後も使えるものにしました。

今更バンド紹介をだらだら書いても仕方ないしね。

"ver.6"のライブコンセプトに則り

来場者の皆様もこれからヴァージョンアップを重ねていけるように、
ポジティブに未来を見据えるのに欠かせない、カレンダーの形にしました!!
(無理やり?w)


じゃーーん。カレンダーも兼ねているので、こんなふうに自立できるつくりになってます。


表紙と裏表紙です。


各ページの構成は、まず表にはバンドメンバーの写真とカレンダー。


メンバー名、代表曲など、裏側が簡単なバンド紹介になっています。


パンフレットらしく、出演者一覧や、Special Thanksもありますよー。


ぜひぜひ、皆様、来年のおともにどうぞ。


次ー。


ポスター。


今回、会場の装飾にポスターを貼りまくったわけですが、
このポスター装飾で、Song-genicsの歴代ライブのデザインを手がけた
6期生クリエイター軍団にコラボを依頼しました。

みんなの作品をざくっとプレビュー。
説明をだらだらしてもあれなんで、シンプルに作者順に紹介。



りょう(@nonbilynovinovi






貝ちゃん





カワイ氏(@yusukekawai)
















最後は、ウエダワタル。僕のです。









ステージ以外にも6期生のヴァージョンアップを見てもらうために
色々挑戦したライブでした。

協力してくれたみなさん、ありがとう!

学生最後のアカペラ

遅くなりましたが、12月18日に学生生活で最後になるであろうアカペラライブに参加しました。

ちょっと長くなりますが、ちょっと真面目な文章書きますよん。

[前置き]
立命館大学には有名な京都に所在する衣笠キャンパスと滋賀県草津氏に所在する衣笠キャンパスがあります。
それぞれのキャンパスにアカペラサークルがあり、それぞれ"Clef"、"Song-genics"という名前で活動しており、僕はその両方に所属して活動していました。

前回のエントリでも書いた、10月に行ったOBライブ"Re+Vival"はClefに所属していたバンドでの出演でした。

Re+Vivalでは"演出"と"出演"の両面でライブに貢献でき非常に充実したライブになったことは前述の通りです。

今回は、本所属であるSong-genicsの同期ライブをしようと言う話が持ち上がり、再び"演出"と"出演"を両立する形で参加しようと決意し、企画班に手を挙げました。


同期が全国に散らばっていることもあり、なかなかコミュニケーションが取りにくいこと、
また、学生メンツも修論執筆を目前にしてあまり動けないこと、などを考慮した結果、
今回のライブの企画班は、普段からよく会うメンツの5人の少数精鋭で構成しようという結論に至りました。

ライブ開催が12月と決まっていたにも関わらず本格的に動きだした期間が遅く、色々大変なこともありました。

実質2ヶ月しかない練習期間に出演バンドのみんなも思ったよりも予定が合わず、満足に練習できないということも多かったと聞き、企画班として申し訳ない気持ちを抱えるとともに、本番への不安も隠せませんでした。

そもそも、今回のライブは、

「みんな歌いたがってるよなぁ。」

という話から始まり、

「6期生の雰囲気全開で、身内だけ呼んで自己満足のライブをやろー!」

ってな感じで話が始まりました。

ところがチケットの予約販売を開始してみると、
現役の後輩、下回生が想像以上にたくさん来場してくれるという嬉しいハプニングがありました。
(この辺は、企画班のじゃいあんがめっちゃ頑張って宣伝してくれた頑張りに大きく依存しているのですが)


さて、企画班は大慌てです。


自己満足でやればいい!と気楽に思っていたライブが、いきなり6期生の実力を試されるかのようなガチライブになってしまったわけです。

さっきまで4段だった跳び箱が、いきなり15段になったわけです。

分かりにくい例えですか、そうですか。


さぁ、6期生は上回生、OBとして何を伝えるべきなのか?

映像は?パンフレットは?装飾は?演出は?


自分たちのライブに期待される全てのハードルが上がるなか、ライブは迫ってくる、企画班の予定は合わない、とどんどん追い込まれていく日々が続きました。


今の現役の代はどんな感じなのかを聞いたり、
それに対して、自分たちは何を言えるのかを考えたり、
試行錯誤が続きました。


でも、結局出た答えはすごーーくシンプルなものでした。


"6期生らしさを出すしかないじゃん。"

"俺らには、それしかできないじゃん。"



実は企画班会議でライブの日取り以外に何によりも先に決まったのは、"ver.6"というライブタイトルでした。

このライブタイトルには

OBライブだからといって、昔を懐かしんで、昔に戻りたいなーというライブは嫌だなぁという思いがこもっています。

だから、6期生がアカペラを初めてから6年目の今、6年目にしか出来ないステージを創ろうという意味を込めて、

"6期生、6年目のアカペラ。"

"唄う気持ちヴァージョンアップ。"

というコピーとともに"ver.6"というタイトルを掲げました。


後になって思えばこのタイトルを決めた時から、今回のライブで6期生がやるべき事は決まっていたのかもしれません。


6期生らしく楽しもう!


という自己満足で何かを伝えられたらこんなに嬉しいことはない。
(このへんは音楽そのものにも共通するテーゼかもしれませんが…)


結果。



6期生ライブは素晴らしいライブになりました。

そう思えたのは、ライブに来てくれた後輩、先輩、同輩が本当に良いライブだったと言ってくれたからです。

正直、不安抱えまくりだった企画班にとっては、凄くありがたい言葉でした。

ライブ前日まで緊急事態が連発し、緊急事態という言葉にもはや動じなくなるくらいになっていた僕も、凄く救われたと同時に、このライブの企画班をやって、このライブを作って本当によかったと心から思えました。


今回、僕は事情により出演することは叶わなくなりましたが、

当日ステージで、歌詞を忘れながらも、のびのびとした6期生らしいステージを創ってくれた出演者のみんな

演出を手伝ってくれた、めぐ、ひろ、あかいちゃん、とん、かわいちゃん、かいちゃん、りょう

当日の運営を快く引き受けてくれた、下回生のスタッフたち

遠いところからも駆けつけてくれたOB/OGの皆様

中島先生の有志を見るために来てくれた、アカペラ同好会の皆様w

もちろん、その他のお客さん

そして、企画班のメンバー


みーーーーーーーーーーーーんなのおかげだと思います。


むしろ俺からお礼を言いたい。


素晴らしいライブを造らせてもらって、ありがとうございました。


かしこ。

2010/12/24

ソコからの第一歩

D.W.ニコルズの新曲"1秒でもはやく"がやばい。

最初聞いたときは、あーなんか今回の新曲パッとしないなと思ったけど、

ちょっと間聞いてるとぐんぐん心に染みてきます。

ニコルズの曲はそういうのが多い。

メッセージがシンプルだからこそ、ぐんぐん心に染みこんでくる。

Every Little Thingの"きみのて"に通じる、絶望からの第一歩を感じさせる曲です。

2010/10/25

"Re+Vival" ended.

Clef OB & OG Live 2010 Re+Vival

大学の学部時代に所属していたアカペラサークルのOBライブが、無事終わりました。

無事…どころがとてもいいライブになったと思います。

こんな素晴らしいライブに、自分も出演者そして、演出スタッフとして関われてよかった。

ステージはもちろんのこと、

映像や@yusukekawaiとコラボしてデザインに携わったパンフに関しても評判はスゴク良かった。


(写真は@yusukekawaiのツイートより引用)

なにより、ステージや演出を総合して、Re+Vivalというライブを楽しんで貰えている様子を肌で感じることができたのが、すごく嬉しかった。

ほんまに、"出演者"としても"演出者"としても良いライブ作りに貢献できてよかった!


同じバンドのメンバーも言ってたけど、ライブ後に花道を作ってた時とか、ホントに現役時代にタイムスリップした感じだった。


ただ、痛切に感じたこと。


現役時代と違い、ステージを終えての反省を昇華する場所がすぐにはない、ということ。


ライブが終わってしまえば、練習も無くなるし、次のステージも無いわけです。



今回のライブの総括は

「歌える場所と仲間のある素晴らしさ。」

この一言に尽きる。


月並みですけどね。



企画班の皆さん、お疲れ様でした!

みんな仕事の合間を縫ってこれだけのライブを作れるとは、さすがにすごいバイタリティの持ち主ばかりですw



あ、ちなみに、みんな今回制作した演出映像を気に入ってくれて

YouTubeにアップロードしてみてはという提案をもらったので、上げました。

最後の近況報告が長すぎた人の分もこれで読める!はず!
(断片的な流していた映像を、一つにまとめているので、流れは分かりにくいかもしれませんが、ご愛嬌。)




さてさて、"Re+ Re+Vival" をやれるのは1年後か、2年後か、はたまた…w

先のことはわからないけど、また一つ最高の思い出ができましたな。



Clef OB & OG Live 2010 Re+Vival

Fin.